花言葉は多種多様であり、それぞれの花が特有のメッセージや感情を持っています。
今回は、「罪滅ぼし」という花言葉に注目して、その背景や関連する花言葉について探求します。
Contents
罪滅ぼしとは
「罪滅ぼし」とは、良い行いによって、やってしまった罪の償いをすること。
言い換えると、「贖罪(しょくざい)」になります。
「罪滅ぼし」という花言葉を持っている花
花言葉は多種多様で、それぞれの花に特定のメッセージや意味が結びつけられています。
しかし、「罪滅ぼし」という具体的な花言葉を持つ花は存在しません。
ただ、似ている意味を持っている花はいくつかあるので紹介していきます。
「罪滅ぼし」に似た花言葉を持っている花
「罪滅ぼし」に完全に該当する花言葉はありませんが、似たような意味合いやニュアンスを持つ花言葉は存在します。
15本のバラ

花言葉とは少し違いますが、バラは色や数によってさまざまな意味があります。
特に15本のバラは「ごめんなさい」という意味を持ち、謝罪の気持ちを表現する際に選ばれることが多いです。
紫色のヒヤシンスの特徴と花言葉

紫色のヒヤシンスは「悲しみ」「ごめんなさい」「許してください」という花言葉を持っており、深い感情や後悔の気持ちを伝えるのに適しています。
コマツナギ

コマツナギは、道端や原っぱなどに生えるマメ科の植物で、小さな花をたくさん咲かせます。
「希望をかなえる」という花言葉を持ちます。
相手のしてほしいことを行うということから、罪を償うという意思表示としても使えるでしょう。
キンチャクソウ(カルセオラリア)

キンチャクソウは、袋状の変わった形の花をしています。
「あなたに財産をささげます」という花言葉を持っており、罪に対してお金を・・・という意味でも使えるものです。
タツナミソウ(立浪草)

タツナミソウは「私の命を捧げます」という花言葉を持っています。犯してしまった罪に対して、なんでもする!!という意思表示ができるでしょう。
タツナミソウは春から初夏にかけて、道端や草原にかわいらしい花を咲かせる、シソの仲間。
ヒマラヤスギ

ヒマラヤスギは、雄大な自然の中で育つ常緑の針葉樹。
「あなたのために生きる」という花言葉を持ち、相手への罪を一生かけて償う、なんでもするという意味として使えるでしょう。
ハシバミ

ハシバミは、「仲直り」や「和解」という花言葉を持っています。
罪滅ぼしとは少し意味合いが違って、謝罪の意味ではなく、あくまで仲直りしたいんだという気持ちを伝えることができます。
ハシバミはヘーゼルナッツの木として広く知られています。
フキノトウ

フキノトウは春の訪れを告げる植物で、食べられることも有名ですね。
「真実は1つ」「処罰は行わなければならない」という花言葉を持っています。
罪は償うべきだという意味が込められています。
ハナズオウ

ハナズオウは、ピンク色の美しい花を持ちます。
「裏切りのもたらす死」という恐ろしい花言葉を持っており、罪は償うべきだという意味があるでしょう。
イエスキリストを裏切ったユダがハナズオウの木の下で命を絶ったことが由来になっています。
モミジガサ

モミジガサは、「罪と罰」という花言葉を持っています。罪を犯せば、罰が待っている。
罪滅ぼしとはニュアンスが異なりますが、償いはするべきという意味が込められています。
モミジガサは、山菜の王様ともよばれており、山地や林に生えており、春に収穫することができます。
カンパニュラ

カンパニュラは、青や紫の鐘型の花を持っているのが特徴です。
「後悔」という花言葉を持っており、罪の意識がずっとあることを伝えることができるでしょう。
アザミ

アザミは、キクの仲間で花の周りにトゲを持っているのが特徴です。
花言葉の中には「報復」というものがあり、罪滅ぼしとは違いますが、罪を償え!という気持ちを伝えることができるでしょう。
ユウガオ(夕顔)

ユウガオは、「罪」という花言葉を持っています。
夏の夕方に花が咲き、翌朝にはしぼんでしまう花です。
源氏物語にも登場し、光源氏が愛した女性の名前としても使われています。
タマリスク

タマリスクは、とても強い毒をもっており、薬草としても使われてきた歴史があります。
この花には「犯罪」という花言葉があり、古代ペルシアでは罪人につけられていた歴史もあります。
ロベリア

ロベリアは、青い星形の花を持っており、とてもきれいです。
「恨み」「敵意」「悪意」という怖い花言葉を持っています。
この花言葉も、罪を償うよという謝罪よりは、罪を償え!と責めるような意味があるかもしれません。
花言葉「罪滅ぼし」に似た意味を持つ花を贈る
贈る花やその花言葉が持つ意味は、贈るシチュエーションやその背後にある意図と深く関わっています。
どのようなタイミングでどの花を贈ると良いのか、そのポイントについて考察します。
花を贈る意味
花を贈る行為は、その背後にある意図や感情を具体的に表現するものです。
特に「罪滅ぼし」「謝罪」といった気持ちを込めたい場合、相手がその意図をしっかりと受け取れるように、シチュエーションとマッチングする花を選ぶことが重要です。
贈るタイミング
「罪滅ぼし」の気持ちを込めて花を贈るシチュエーションとしては、大きな過ちを犯した後や、深く反省していることを相手に知ってもらいたい場合などが良いでしょう。
その際には、花を贈るだけでなく、言葉も伝えるべきではあります。
逆に攻める意味の花もあるので注意
この記事ではいくつか花を紹介しましたが、謝罪ではなく、責めるような意味合いをもっている花もありました。
ロベリア・・・恨み、敵意、悪意
タマリスク・・・犯罪
アザミ・・・報復
などなど。
これらを贈る場合は、謝罪にならないため注意が必要です。
まとめ
- 罪滅ぼし: 「罪滅ぼし」は、過去の過ちや誤解を反省し、謝罪の意味を込めた言葉。
- 花言葉「罪滅ぼし」: 実際に「罪滅ぼし」という花言葉を持つ花は存在しない。
- 「罪滅ぼし」に似た花言葉:
15本のバラ・紫色のヒヤシンス・・・ごめんなさい
コマツナギ・・・希望をかなえる
キンチャクソウ・・・あなたに財産を捧げます
タツナミソウ・・・私の命を捧げます
ヒマラヤスギ・・・あなたのために生きる
ハシバミ・・・・仲直り
フキノトウ・・・処罰は行わなければならない
ハナズオウ・・・裏切りのもたらす死
モミジガサ・・・罪と罰
ロベリア・・・恨み
タマリスク・・・犯罪
ユウガオ・・・罪
アザミ・・・報復
カンパニュラ・・・後悔
どうだったでしょうか。『罪滅ぼし』という花言葉について詳しくみていきました。自分のシチュエーションに合った花を探してみてください。
「罪滅ぼし」の花言葉はない。と言いましたが、なぜ無いのでしょうか。
さらに花言葉には「謝罪」のようなものがほとんどありません。(ニュアンスとして似ているものはありますが・・・)
こういった「罪滅ぼし」や「謝罪」などは花に意味を持たせて渡すのではなく、言葉で伝えるべきという考えから花言葉として少ないと言われています。
花を贈るのは良いですが、それに併せて直接言葉で伝えたり、手紙を渡してみてはどうでしょうか。