白い百合(ユリ)の花言葉 !怖い意味もある?

百合はその美しい花姿や芳醇な香りから、古来より多くの人々に愛されてきました。

特に白い百合は清らかさや純粋さを象徴しています。

この記事では、白い百合を中心に、百合の魅力や背後に隠れた意味を紹介していきます。

百合(ユリ)の花言葉

百合の花言葉は、その色や品種によって異なりますが、古来より人々の心を魅了するメッセージが込められています。ここでは、いくつかの主な花言葉とその背景を探ります。

百合の花言葉は、その美しさや歴史、文化的背景に基づいてさまざまな意味が込められています。

全般的な百合の花言葉

全般的に百合の花言葉は

「純粋」

「高潔」

「威厳」

「無垢」

といったポジティブな意味を持ちます。

これは、百合がその美しさと清らかな姿から、高貴や純粋なものとして見られてきたことに由来します。

白い百合の花言葉

百合の花言葉は

「純潔」

「威厳」

「甘美」

といったものがあります。

白は純粋や清らかな色として認識されるため、白い百合もそのような意味合いが込められています。

白い百合は聖母マリアの関係

実は、キリスト教において白い百合は聖母マリアの純潔や母性を象徴する花として認識されています。

中世ヨーロッパの教会のアートワークや絵画にも頻繁に描かれており、聖母の側に百合の花が添えられることがよくありました。

また、絵画や彫刻などの芸術作品で、マリアが百合の花を持って描かれることも多いです。

オレンジ色の百合の花言葉

オレンジ色の百合は

「華麗」

「愉快」

「軽率」

という花言葉を持ちます。

鮮やかなオレンジ色は楽しく動き回るようなことを象徴するため、そのような花言葉がつけられました。

黄色の百合の花言葉

黄色の百合の花言葉は

「陽気」

「偽り」

「不安」

「天にも昇る心地」

です。

明るくて温かみのある黄色ですが、西洋では不吉なイメージもあるため「偽り」や「不安」という花言葉もあります。

赤・ピンクの百合の花言葉

赤やピンクの百合は

「虚栄心」

「優しさ」

「暖かさ」

といった恋愛に関する花言葉を持っています。

赤は情熱的な愛を、ピンクはやさしい愛を象徴しています。

青・紫の百合の花言葉

青や紫の百合の花言葉は、とくにありません。

実は最近、開発されたのですが販売はされていないとか。

黒い百合の花言葉

「復讐」「絶望」「呪い」

など、黒い百合の花言葉は他の色の百合よりもややネガティブな意味合いを持つことが多いです。

黒は神秘的でありながらも、暗さや絶望の象徴ともされます。

百合の花言葉に怖いものがあるのはなぜ?

これは戦国時代にさかのぼる逸話が残されています。

当時、佐々成政という武将と、その側室である早百合がいました。

ある日、早百合は妊娠しますが、浮気相手の子であるというウワサが流されてしまいます。

これに激怒した佐々成政は、早百合を切り殺してしまいます。

この時に早百合は「立山に黒百合が咲けば、佐々家は滅亡するだろう」と呪いの言葉を残して死んでしまったのです。

海外の百合の花言葉

海外の百合にも独自の花言葉があります。

例えば、ヨーロッパでは百合は「母の愛」を意味し、アメリカでは「高貴」や「誇り」を意味することが多いです。

百合(ユリ)の種類ごとの花言葉

百合には多くの種類や品種が存在します。

ここでは百合の種類別に花言葉を紹介していきます。

カサブランカの花言葉

花言葉は「純粋な愛」や「純粋」「祝福」。

カサブランカは大変人気のある百合の品種で、大輪の花を咲かせることで知られています。

その美しさと香りから、ウェディングブーケなどにもよく用いられます。

テッポウユリの花言葉

花言葉は「純潔」「威厳」や「甘美」。

テッポウユリは、長い筒状の花を咲かせることからこの名前が付いています。

特に日本の庭園などでよく見られる品種で、夏に鮮やかな色を楽しむことができます。

オニユリの花言葉

花言葉は「愉快」や「華麗」「陽気」。

オニユリは、大きな花弁と鮮やかなオレンジ色が特徴です。

夏の風物詩として、多くの人々の目を楽しませています。その強烈な色合いから、熱い情熱や勇気を表現する花言葉がつけられました。

ササユリの花言葉

花言葉は「上品」や「希少」「清浄」。

細長い花弁と淡い色合いが特徴で、自然の中でのんびりとその姿を楽しむことができます。

ササユリは、山間部の湿った場所に自生する日本固有の品種です。

ヤマユリの花言葉

花言葉は「荘厳」や「優雅」「純潔」「飾らぬ美」。

ヤマユリは、山間部に自生する日本の代表的な百合の一つです。

黄色い大輪の花を咲かせ、夏の山を彩ります。

カノコユリの花言葉

花言葉は「慈悲深さ」や「上品」「荘厳」。

カノコユリは、小さな花を咲かせる百合で、その繊細な美しさから、日本の庭園や風物詩として親しまれています。

スカシユリの花言葉

花言葉は「飾らぬ愛」「注目を浴びる」「神秘的な美」。

スカシユリは、その名の通り透けるような薄い花弁が特徴的です。

透明感のある美しさが魅力で、やさしい雰囲気を感じさせる百合です。

クルマユリの花言葉

花言葉は「」や「純潔」「純愛」。

クルマユリは、独特の形状と色彩を持つ百合で、見る者を引き込む魅力があります。

名前の由来は花の形が車輪に似ていることから来ています。

ヒメユリの花言葉

花言葉は「誇り」「強いから美しい」「変わらない愛らしさ」。

ヒメユリは、小さく可憐な花を咲かせることからこの名前がついています。

その繊細な美しさは、見る者の心を癒してくれます。

百合の基本知識

百合は、世界中に約100種が存在するリリウム属の植物です。

その中でも、特に日本には多くの原種が分布しており、日本固有の百合も多数存在します。

百合ってどんな花

百合はユリ科ユリ属に分類される多年草で、球根を持つ植物です。

花は6枚の花びらがありますが、形や色は品種によって異なり、トランペット形からボウル形、スター形までさまざま。放射状に広がり、また、色も白から黄色、ピンク、オレンジ、赤と多彩です。

中心部には6本の雄しべと1本の雌しべが突き出しています。

百合の花はいつ咲く?

百合の花は、主に春から夏にかけて咲くものが多いです。

しかし、品種によっては初夏や初秋に咲くものもあります。

栽培環境や気候によっても開花時期は変わるため、具体的な時期は品種や地域によります。

百合の花の値段は?

百合の花の値段は、品種や大きさ、花の状態によって異なります。

一般的な百合の切花は1本数百円から、高級なものでは数千円になることも。

球根の場合、数十円から数百円で販売されています。

百合という花の名前の由来

「百合」という名前の由来は、花の形が百の合わせ目のように見えることから来ていると言われています。

また、ギリシャ語で「leirion」という言葉が原語とされています。

百合の名前が入ったことわざ

百合がことわざとしても使われています。

「百合の花も三日」ということわざは、美しいものも長くは続かないという意味を持っています。

百合の花は切花としての持ちが良いとは言えず、その短い美しさをもってこのことわざが生まれました。

百合はギリシャ神話でも登場する

ギリシャ神話において、百合は女神ヘラの乳から滴った乳のしずくが地面に落ちて生まれたという伝承があります。

これにより、百合は母性や生命の象徴とも関連付けられています。

百合は理想の女性に例えられる

多くの文化や時代を通じて、百合はその美しさや形状から理想的な女性の姿や美しさを表現するための比喩として使用されてきました。

『立てば芍薬(しゃくやく)、座れば牡丹(ぼたん)、歩く姿は百合の花』

という言葉はかなり有名なもので、美しい女性のことを表現する言葉です。

この中で女性が歩く姿を百合の花に例えられていますね。

百合が誕生花になっているのはいつ生まれ?

百合の誕生花は

5月19日生まれ

6月11日生まれ

6月17日生まれ

6月25日生まれ

7月24日生まれ

10月4日生まれ

10月11日生まれ

百合の育て方

百合は比較的育てやすい植物でありながら、その美しい花を咲かせるためには適切なケアが必要です。

百合を育てる際のポイントは、十分な日光、適切な水やり、そして肥料の与え方です。

百合は日光を好むので、日当たりの良い場所に植えることがおすすめ。

水やりは土が乾いたらたっぷりと、そして肥料は成長期に定期的に与えることで、美しい花を咲かせることができます。

冬は球根を冷やさないように注意が必要です。

百合(ゆり)を贈る際のポイント

百合の花はその美しさと花言葉から、贈り物としても非常に人気があります。

百合を贈る際には、いくつかのポイントを押さえることで、より喜ばれるプレゼントとなります。

百合を贈る意味

百合を贈るという行為は、清らかな気持ちや純粋な愛情を表現するものとされています。

特に白い百合は純潔や清楚な美しさを象徴し、結婚式や記念日などの特別な日に贈られることが多いです。

百合を贈るタイミング

百合は誕生日や記念日、結婚式などの特別な日に贈るのが一般的です。

特に夏に咲く百合は、夏のイベントやお祝い事にピッタリの花。誕生日や記念日、結婚式などの特別な日に贈ると喜ばれます。

ネガティブな意味にも気を付けよう

百合の花言葉には、ポジティブな意味だけでなく、ネガティブな意味も含まれていることがあります。

とくに黒色の百合なんてネガティブすぎる「復讐」「絶望」なんていう花言葉があります。

また、「百合の花も三日」ということわざのように、短い期間での美しさを意味することも。

相手の感じることを考慮して、適切なメッセージを添えて贈ることが大切です。

まとめ

  1. 百合の花言葉の由来: 百合の花言葉は、「純粋」「高潔」「威厳」「無垢」。
  2. 白い百合: 白い百合は聖母マリアを象徴し、ギリシャ神話にも登場する。
  3. 黒い百合: 黒い百合の花言葉は怖い!「復讐」「呪い」。
  4. 百合はどの場面でも使える:百合は冠婚葬祭いつでも。
  5. 贈り物としての百合: 百合は、愛や尊敬の気持ちを伝える贈り物として人気。

このように、百合には色や種類でも花言葉が異なるので、贈るタイミングなど合ったものを選んでメッセージを添えて渡してみてはどうでしょうか。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA